ましましの音楽日記
G.ヴェルディの作品をこよなく愛するオペラ愛好家による音楽日記です。筆者が鑑賞した海外でのオペラやコンサートの模様や、筆者自身が日頃行っている音楽活動などについて、不定期に綴っていきます。
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ブレゲンツ・ルツェルン行き(11年8月)③―ハーゲン弦楽四重奏団
8月21日、朝一番の湖船でフィッツナウに向かい、そこから赤い登山鉄道でリギの山頂を目指す。所要時間は、片道で1時間半から2時間程度。湖畔の風景やアルプスの山並みを手っ取り早く楽しむことができ、時間がないときにはお勧めだ。

午後1時前にルツェルンに戻り、有名レストランの一つ、オールド・スイス・ハウスにて、クリーム仕立てのロブスタースープと、子牛のクリームマッシュルームソースを選択するも、どちらも、変に味が濃いばかりでなく、塩味もキツく、後味が悪い。しかも、値段がかなり高い。内装は良く、サービスもフレンドリーで問題ないのだが、筆者の口には合わず、再訪はないと思われる。

午後3時ころ、ルーカス教会へ。午後4時から、ハーゲン弦楽四重奏団による室内楽演奏会が行われる。全席自由であったため、早めに並び、最前列真正面を確保した。そもそもルツェルンは湖畔に位置するため、湿度が割と高い。加えて、この日は、気温が30度を超える真夏日であり、しかも、教会のステンドグラスからは西日が鋭く差し込んでいたため、空調のない会場内は、蒸し風呂状態。かなり劣悪な環境下での演奏会となった。

20110821-01

一曲目のバッハは、古楽奏法を混ぜた演奏だったが、中途半端な印象。二曲目は、今回の音楽祭で集中的に採り上げられているハースの作品だが、トレモロ、グリッサンド、ノンビブラートによる全音符和音だけで構成された現代音楽で、極めて難解。演奏者側も聴衆側も、どこか微妙な表情のまま、前半のプログラムが終わった。

これに対し、後半のシューベルトでは、ハーゲン弦楽四重奏団の実力が十分に発揮された。完璧に揃った呼吸と、フレーズの処理の美しさは、さすがである。暑さと湿気により、楽器が鳴りにくく、困難を強いられたと予想されるが、これを跳ね返そうという彼らの気概により、演奏には、自然と熱がこもり、ライブならではの迫力と臨場感を楽しめた。若干の綻びが生じたり、また力が入りすぎてフォルテが若干荒れる場面も見受けられたが、このコンディションの中で、演奏時間50分を超える大曲を、集中力を切らすことなく、演奏し切ったこと自体が賞賛に値するといえる。

なお、配置の関係で、ヴァイオリンの2名、ルーカスとライナーが直射日光の影響を受け、かなり辛そうであったが、そんな中、ヴィオラのヴェロニカとチェロのクレメンスが、楽章間にさりげない仕草でエールを送るなど、互いに励まし合っている姿が微笑ましかった。

20110821-02

終演は午後6時。多くの聴衆が次のシンフォニーコンサートのチケットも購入しており、民族の大移動。
続きは、次の記事にて。


(公演情報)

Kammermusik 3
So. 21.8.11 | 16.00
Lukaskirche

Hagen Quartett:
Lukas Hagen Violine
Rainer Schmidt Violine
Veronika Hagen Viola
Clemens Hagen Violoncello

Johann Sebastian Bach (1685-1750)
Contrapunctus I-IV aus: «Die Kunst der Fuge» BWV 1080

Georg Friedrich Haas (*1953)
6. Streichquartett | Schweizer Erstaufführung

Franz Schubert (1797-1828)
Streichquartett G-Dur D 887
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[2011/08/23 06:41] | 海外視聴記(ルツェルン) | トラックバック(0) | コメント(0) |
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